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CFDのストップロスとは、どういう意味ですか

CFDのストップロスとは、どういう意味ですか

ネットワークの世界における遅延とは

[The following posting is by Kazuo Yokosuka of Rikei Corp., a CFDのストップロスとは、どういう意味ですか reseller of Apposite’s products in Japan.]
こんにちは。株式会社 理経の横須賀です。Apposite Technologies社WANエミュレータの販売担当をしております。今回は、前回の記事でも予告した通り、ネットワークの世界における遅延について記事を書きたいと思います。長い文章になりますが、どうぞお付き合い下さい。
お客様からApposite社WANエミュレータのお問い合わせを頂くときに、まず、ほとんどのお客様が「パケットに遅延をかけてみたいのですが…」というご要望をお持ちです。なぜか「パケットロスを再現したいです」「パケットの順序を入れ替えたいです」というお声は余り聞きません。日本のお客様にとって遅延はもっとも重要性のある検証項目のようです。
そもそも遅延とは何でしょうか?ネットワークの世界では、遅延とは、「あるデータのパケットが、クライントとサーバー間のネットワークを、『往復』するのにかかった時間」のことを言います。「往復」というところがポイントです。行きと帰りにかかった時間の合計時間なのです。エンジニアの方なら、しばしば端末への疎通をPingコマンドで確認すると思いますが、その時もRTT(round trip CFDのストップロスとは、どういう意味ですか time)として、パケットの往復時間が、ミリ秒単位で表示されます。その時間は上りと下りの回線で発生した遅延の合計時間なので、上りと下りでそれぞれ何ミリ秒かかったかは、Pingではわかりません。(ちなみに、Apposite社のLinktropyとNetropyでは、この上りと下りの遅延をそれぞれ設定できます。)
この遅延は、ネットワーク上にあるルータやスイッチが、パケットを処理し次のホップに転送するための時間の累積によって引き起こされている、と思われがちなのですが、WAN回線上では、遅延は主に端末間の物理的な距離が原因になります(ただし、端末間の物理的な距離が短い、LAN内なら、機器の処理による遅延はある程度影響が大きくなります。)。
よく知られているように、電磁波の速度は、「真空中では」光速と同じです。光の速度は非常に高速なので、惑星間の移動でも無い限り、私たちは通常生活において、光の速度を無視して生活しています。(隣町に光が届くのは、0.00…秒後だ、などとは考えませんよね。光の速度については後述します。)しかし、コンピュータプロセッシングの世界においては、その0.00…秒の遅延が重要になってきます。光がほぼ無限大に高速でも、大陸間の通信だけでなく、都市間、町と町の通信にも、その到達にかかる時間は影響を与えるのです。それでは、遅延について、改めて考えてみましょう。

図:Linktropyの操作画面。「Delay」が遅延を設定する項目です。「LAN A→LAN B」「LAN CFDのストップロスとは、どういう意味ですか B→LAN A」で、それぞれ上りと下りの遅延を設定できます。Constant:常に一定の遅延を掛ける。Uniform:一様分布。最小値と最大値を設定し、その間の数値の遅延をランダムに発生させ、ジッターを発生させる。 Normal:正規分布。平均値や標準偏差の大小を設定。
遅延を構成する幾つかの要素
あるアプリケーションがデータを送受信する際、遅延の原因となる要素は複数あります。OSI参照モデルの一番上の層から考えてみましょう。
1.アプリケーションまたはホストによる遅延
送信側のアプリケーションが、パケットをTCP/IP層に手渡す時に発生する遅延、また、反対側にある受信側のアプリケーションがパケットを受信・処理し、応答を返す時に発生する遅延、これらをまとめて「アプリケーション遅延」と呼びます。比較的単純なPing/ICMPエコーリクエストなどのアプリケーションでは、このアプリケーションによる遅延は、マイクロ秒単位になります。一秒間で数万件の株式の取引が行われる、コンピュータによる「高頻度取引(HFT)」の世界でも無い限り(ナノ秒単位の遅延が問題になるそうです)、アプリケーション遅延は無視されることが多いようです。もちろん、アプリケーションが複雑になってくると、アプリケーション遅延もより大きくなっていきます。
2.伝送遅延
私達がデータのパケットについて考える時、つい、ケーブル上を伝わっていく一つの箱のようなものをイメージしがちですが、実際には「1」と「0」の数字の長い羅列で、それは1つずつ転送される必要があります。その羅列の一番初めのビットが、ポートから送出され、最後のビットが転送されるまでの時間を「伝送遅延」または「シリアライゼーション遅延」といいます。この遅延は、パケットのサイズが大きい時、さらにネットワークの帯域幅が狭いときに大きくなります。例えば、64バイトのパケットを1Gbpsのネットワーク上で送信するときは、0.5マイクロ秒ほどの時間しかかからず、ほぼ無視できます。1500バイトのパケットでも0.12ミリ秒しかかかりません。ところが、1500バイトのパケットを712kbpsのDSL回線で送ろうとすると、なんと伝送遅延だけで16ミリ秒かかります。伝送遅延に関して言えば、私たちはブロードバンドの恩恵を十分に受けていると言えますね。
3.伝搬遅延
この「伝搬遅延」は、WAN回線上の遅延の主な原因です。ケーブルで結ばれたある地点から、ある地点にパケットを送った時にかかる、物理的な時間のことを指しています。一般的に光の速さは真空中で約30万キロメートル/秒となりますが、光ファイバーを通ると、その速度は約20万キロメートル/秒まで落ちます。例えば、アメリカだと、ロサンゼルスとニューヨークは約5000キロメートル離れています。結果、光ファイバーを通るパケットは、伝搬遅延だけで往復約50ミリ秒かかります(5000km÷20万km毎秒×2)。日本で考えてみると、東京-大阪間が約500キロメートルなので、伝搬遅延は往復約5ミリ秒となります。(こう考えると、日本国内の通信では、アメリカほど遅延が問題にならないのかもしれませんね。)もちろん、これは理論上の話です。ロサンゼルス-ニューヨーク間、東京-大阪間で敷設されているケーブルの長さは、施設内の引き回しなどを考慮すると、もっと長いはずです。
この伝搬遅延が大きいと、いくら100Mbpsや1Gbps等の広帯域の回線を家庭や企業で契約しても、TCP/IP通信では、データ転送速度がそれほど出なくなります(UDP通信はこの影響を受けません。なので、このUDP通信をベースにした、WAN高速化装置も市場にいくつかあります)。TCP/IP通信は、原則的に、データが一つ一つ宛先に届いたかどうか確認してから次のデータを送るからです。衛星を利用したIP通信などでは、特にこれは顕著です(地球局A→衛星→地球局B→衛星→地球局Aで、約500msecかかります。)。こればっかりは、いくらブロードバンド化を進めても、どうしようもない問題です。
4.キューイングまたは輻輳遅延
ある回線上に、その回線の帯域幅以上のパケットが到達してしまった場合、ネットワーク上のルータ(またはスイッチ)は、超過したパケットをバッファに溜め込みます。(そのバッファを更に超過した場合は、パケットは破棄されます。)その、ルータがデータを転送するために、パケットをバッファに保持している時間を「キューイング遅延」または「輻輳遅延」と呼びます。これらの遅延は、どれくらいの量のトラフィックがキューの中で詰まっているのか、回線がどれくらい混雑しているのかによって決まってきます。
まとめると
送信側と受信側の「アプリケーション遅延」、バックボーンネットワークにあるルータやスイッチそれぞれで発生する「伝送遅延」、物理的な距離を往復する時発生する「伝搬遅延」、そして「キューイング遅延」を全て合計した時間が、私達が普段目にしているRTTの遅延なのです。
RTT = アプリケーション遅延 + 伝送遅延 + 伝搬遅延 + キューイング遅延

下の画像は、米ベライゾン社が提供する光ファイバーインターネットサービス“Fios”上で、ロサンゼルスからニューヨークのコロンビア大学のwebサーバーに向けて、tracerouteコマンドを実行したときのものです。
パケットは一旦ロサンゼルスにあるベライゾンの複数のルータまで行き、戻ってきています。(1~7)そこまでは大体10ミリ秒の遅延がかかっています。そのあと、パケットはヒューストン、アトランタ、ワシントンを経由し、アメリカを横断するのに約80ミリ秒かかっています。最終的には、コロンビア大学のサーバーに辿り着く前に、ニューヨークも通っているようです。
今度は、同じtracerouteコマンドをDSL回線上で実行してみると、DSLモデムからキャリアのネットワークの最初のホップまで、23ミリ秒かかりました。光ファイバーの5倍以上かかっています。
下の画像は、Netropyレコーダー(Pingを利用して、実際のネットワークの遅延とパケットロス率を長時間記録し、Netropy上で再現できるソフトウェアです。本体をご購入頂いた方には無料でご利用頂けます。)を使用して、ロサンゼルスからコロンビア大学間の遅延を記録したものです。これによると、これらの拠点間のRTTは、105から129ミリ秒の間を推移していることがわかります。このグラフから、105ミリ秒が、2拠点間の伝搬遅延で、残りの0~24ミリ秒が回線上の輻輳遅延と考えてよさそうです。
試しに、ロサンゼルスから、大阪のサーバーにtracerouteコマンドを打ってみると、似たような結果になりました。ロサンゼルスから日本のキャリアのネットワークの入り口までは約10msec、太平洋を横断するのに110msec、横断したあと大阪までは数ミリ秒という結果になりました。

このように、一口に「遅延」と言っても、色々な要素から、その遅延は構成されているのです。皆様の参考になりましたでしょうか?「そこは意味が間違っているよ!」「その用語は変だ」等のご指摘があれば、下記メールアドレスまでご一報下さい。以上、「ネットワークにおける遅延とは」でした!次回の記事の内容は未定です。
Posted by 横須賀一雄(kazuo Yokosuka)
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「アドバンテージ」の意味、ビジネスやスポーツでの使い方、類語、対義語、英語表現も紹介

「アドバンテージ」という言葉をご存知ですか?スポーツが好きな方は、テニスや卓球、またラグビーやサッカーなどで聞いたことがあるかもしれません。クライマックスシリーズでも使われいますね。 今回はその「アドバンテージ」について詳しく解説します。 ビジネスやスポーツでの正しい意味や使い方を例文付きで紹介します。また、類語や対義語も詳しく解説します。もちろん語源となった英語「advantage」も解説します。是非参考にしてみてください。

「アドバンテージ」の意味とビジネスでの使い方

「アドバンテージ」の基本的な意味は「有利や利点、得」といった意味です。 スポーツでもよく使われていますが、それについては後に説明します。 まず、ビジネスにおいての使い方を解説します。 ビジネスでは「有利な点、優位性」といった意味で用いられます。 例えば他社の製品など比較対象がある場合、それと比べた時の有利な点や優位性を「アドバンテージ」と言います。 主な言い回しは

です。 「アドバンテージが高い」という使い方も見かけますが「アドバンテージがある」と使う方が自然です。 その他、詳しい使い方は例文を参考にしてください。

「自社製品には低コストというアドバンテージがある」 「取引先とエレベーターでばったり会い、エレベーターブリーフィングが出来アドバンテージを得た」 「時代が変わりアドバンテージを失ってしまった」 「彼は爽やかで声も綺麗で高学歴で知識も豊富という、営業マンとしてのアドバンテージがありすぎる」

英語「advantage」の意味と使い方、語源

カタカナ語「アドバンテージ」の語源は英語「advantage」です。 英語の「advantage」の語源はフランス語「avant(前)」で、「avant」の語源はラテン語「abante」になります。 英語はフランス語、ドイツ語、ラテン語からの多くのボキャブラリーを借用して成り立っています。 「the advantage of. 」の形で「. をする利点」という意味になります。 例文です。

The advantage of going to college is that you get a better job.

スポーツにおける「アドバンテージ」

テニス・卓球

テニスや卓球での「アドバンテージ」は、デュースになった後1ポイント先制することです。 デュースとは、本来ルール上で区切りとなる得点の1ポイント少ない得点から上の得点で同点となる状態のことを指します。 卓球で言うと、本来11ポイント先取のゲームであるため10対10のこと、またそれ以上の点数で同点になることをデュースといいます。 そのデュースから1ポイント先取することを「アドバンテージ」と言いますので、この場合先に11ポイントになることを指します。 卓球であれば10ポイント以上の同点を「デュース」と指すため、それ以降で1ポイント先取することを「アドバンテージ」と言います。

ラグビー・サッカー

ラグビーやサッカーでの「アドバンテージ」は、反則行為をあった時に反則の適用を猶予することです。 これは守備側に反則行為があったときに、反則をとってフリーキックにするよりもプレーを継続した方が攻撃側に有利になる場合に用いられます。 反則があったのに、なぜ反則を取らないのだろう?と見ていると思うことがありますよね。 その時に、主審が両手をまっすぐ前(もしくはやや上)に伸ばすジェスチャーをしていたら、アドバンテージを取っています。 ちなみにアドバンテージを取った後すぐに相手側にボールが回ったり攻撃側が不利になるようなことがあった場合は、ファウルを取ることができます。 アドバンテージをとってプレーを継続させることを「プレーオン」といいます。

野球における「アドバンテージ」はクライマックスシリーズのファイナルステージで、レギュラーシーズン1位のチームには1勝が与えられることです。 クライマックスシリーズは、ファーストステージとファイナルステージがあります。 ファーストステージではレギュラーシーズンの2位と3位のチームが、2位のチームの本拠地で3試合行い2勝したチームが勝ち抜けてファイナルステージに進みます。 そしてファイナルステージでは、レギュラーシーズン1位のチームの本拠地にて6試合行い、4勝したチームが勝ち抜けとなります。 しかしレギュラーシーズン1位のチームは1勝を与えられた状態でスタートしているので、クライマックスシリーズのファイナルステージでは3勝を先取すれば勝ち抜けとなります。

「アドバンテージ」の類語

「この製品の最大のメリットは超軽量だということです」 「お互いのメリットを一番に考えてプロジェクトを進めよう」 「彼をチームに入れるメリットは、長年の経験があることでどの相手にも戦略を立てられることだ」

ベネフィット

ベネフィットは「便益、利益」という意味です。 ただベネフィットはメリットとが持つ利益とは違い、ビジネスにおける「ベネフィット」は「商品を使用したことで得られるその先にある利益や満足感」ということになります。 例えば、とある調味料があるとします。 その調味料が有機で国産だとしたら、それはメリットです。 そして、その調味料が有機なことで健康面にも良いとしたら、それはベネフィットです。

「商品はメリットだけではなく、ベネフィットも考えなくてはならない」 「ベネフィットが高い商品は顧客の購買意欲を上げる」 「顧客の悩みを解決するベネフィットを提示する必要がある」

プロフィット

プロフィットの意味は「利益や収益」です。 プロフィットの利益は「儲けや稼ぎ」であり、金銭的な利益のことです。 ひとつの商品に対して、「アドバンテージ」「メリット」「ベネフィット」「プロフィット」があります。 例えば上記でも説明した調味料を例に上げてみます。 他社より低価格であることが「アドバンテージ」です。 有機で国産で低価格であることが「メリット」です。 有機なことにより健康面も豊かになることが「ベネフィット」です。 そしてこの商品の利益が200円だとしたらそれが「プロフィット」です。

「アドバンテージ」は日本語で?

● 利益 意味:ためになること、儲けのこと ● 利点 意味:有利で便利なところ、都合のいいこと ● 利便 意味:都合がよいこと、便利なこと

「アドバンテージ」の逆の意味を持つ対義語・反対語

ディスアドバンテージ

デメリット

「この商品の唯一のデメリットは重いところです」 「デメリットをどうカバーできるかが重要だ」 「逆にデメリットを前面に出してみたら面白いかもしれない」

ロスの意味は「損失、無駄」です。 無駄に費やすこと、を指します。 またビジネスでは「チャンスロス」という言葉が使われています。 これは「機会損失」とも言われ、「利益を得る機会を、商品不足や意思決定が出来なかったことで逃してしまうこと」です。 その反対に「在庫ロス」という言葉もあり、これは在庫を余分に持ちすぎた結果起こる損失のことです。 主に食品など価値の期間が限られている商品の在庫管理はとても難しいとされています。 また最近ではドラマが終わった時や人気俳優が結婚した時に「○○ロス」などと使われていますが、終わってしまった喪失、誰かに取られた喪失を表しており、主に喪失感が大きい場合に使います。

「チャンスロスの防止だけを考え過ぎて在庫ロスが起きるのは避けたい」 「新プロジェクトはあまりにロスが多すぎる気がする」 「西島ロスのため会社休みます」 「玉木ロスのため穴にこもります」

「アドバンテージ」の対義語《日本語》

● 損失 意味:利益を失い損をすること ● 喪失 意味:失うこと ● 無駄 CFDのストップロスとは、どういう意味ですか 意味:効果や効用がないこと、無益なこと ● 不利 意味:利益がないこと、条件や形勢が相手より劣っていること

「アドバンテージ」について理解できたでしょうか? ✓意味は「有利や利点、得」 ✓テニスや卓球ではデュースになった後1ポイント先制すること ✓類語は「メリット」「ベネフィット」

なんとなく「もったいない」は、もう卒業。私たちがロス削減のために担うべき役割

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日本の食料自給率は先進国の中でも低く、多くの食べ物を海外からの輸入に頼っています。
農林水産省が公表した「令和2年度食料自給率・食料自給力指標」(2021年8月25日)によると、カロリーベースで37%、生産額ベースで67%。また2015年から新たな指標として導入された食料国産率(飼料自給率を反映しない)に関しては、カロリーベースで46%、生産額ベースで71%でした。
このように大量の食料を海外から輸入する一方で、多くの「食品ロス」(=まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物)を生み出しているのが今の日本の現状です。その量は、家庭系と飲食店や加工工場などから出る事務系をあわせて、年間600t(2018年度)。つまり国民1人当たり、1日約130g=茶碗約1杯分の食品ロスが生まれていることになります。
これは「食べ物を捨ててしまってもったいない. 」ということはもちろん、それ以上にさまざまな問題を招いています。具体的には、食品廃棄物を運搬、焼却することで発生するCO2が地球温暖化の要因となる温室効果の助長、また処分のためにかかるコストやエネルギーの消費などです。結果として、食品ロスは環境負荷の増大や資源の無駄使いなどの原因になっているのです。
今回はこの食品ロス問題について、食品廃棄問題とそのリサイクルに関して研究する、龍谷大学農学部食料農業システム学科教授の淡路和則氏と、同学部食品栄養学科の中村富予氏にお話を伺いました。

日本人の良さが裏目に!? 「おもてなしの心」が食品ロスを助長

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淡路氏:SDGsが話題になり、食品ロスについて取り上げられる機会も増えました。「食べられるものが大量に捨てられている」ということに問題意識を持つ人は増えたと思います。でも、食品ロスは食べ残さない、捨てないだけでは解決できない現代の食のあり方に関わる大きな問題であると言えます。

中村氏:管理栄養士・栄養士は特に「食」と密接に関わる仕事です。そのために、すでに現場で働いている人はもちろんですが、これから目指す学生にも正しい知識を身につけてほしいと思います。淡路先生は、食品ロスによって生じる事柄で何が一番問題だと考えていらっしゃいますか?

淡路氏:今の農業は、以前に比べてエネルギー消費型になっています。例えば同じお米を作ることでも、以前はお米から摂取できるエネルギーよりも少ないエネルギーで作ることができました。それが今は機械化や資材の化学製品化が進んで大量のエネルギーを必要とするようになり、お米からの摂取エネルギーの何倍ものエネルギーが生産に使われています。

中村氏:それが捨てられてしまうと、処理のためにまた多くのエネルギーが必要ですね。

淡路氏:そうです。作るのにたくさんのエネルギーをかけ、それが食べることなく捨てられてしまえば、焼却するエネルギーがさらにかかります。食品ロスのために失われる、限りある資源とエネルギー。これが一番の問題点であると思っています。

中村氏:食品ロスが生じてしまう原因、そしてなかなか減らない背景にはどのようなことがあるのでしょうか?

淡路氏:もちろん食べ残しをしない、食品を捨てないことは重要です。しかし同じくらい重要なのが、私たちの手元に食品が届くまでにどれだけのロスが発生しているかを知ること。例えばコンビニで売られているサンドイッチ。開いて中を見ると分かりますが、本当に食材のいい部分しか使われていないのです。さらにサンドイッチにはパンの耳が付いていないですよね。使われていない部分がいかに多いかということです。

中村氏:スーパーなどで売られている野菜などもそうですよね。キャベツやレタスなどは外側の葉が除かれていて、にんじんやきゅうりもまっすぐで形がきれいなものが多いです。

淡路氏:そもそも生産されてからお店に並ぶまでに、すでに多くのロスが発生しています。買ってきた食材や食材をきれいに使い切った、食べ切ったから、自分は食品ロスを出していないと思いがちですが、目の前のことだけを見ていても問題全体を捉えることはできません。食品が自分の手元に届くまでにどれだけのロスが出ているのか、まずはそれを知ること。それが食品ロス削減につながる第一歩になるのです。

中村氏:買った食材はきちんと使い切る努力をしますが、お店に並ぶまでのことまではなかなか気が回りませんね。

淡路氏:おっしゃる通りで、実験したこともありますが、自分で調理する場合のロスというのは本当に少ないのです。ところが商品としてサンドイッチや野菜を買う場合は、見栄えのいいものを選びたい。だから販売する企業側もそこを非常に気にする訳です。自宅での調理が減り、外部に食を依存するようになると、食品ロスが増大することになります。「おもてなしの心」、「お客様は神様です」といった日本人特有の精神が、食品ロスに限っては完全に裏目に出てしまっているのです。

中村氏:確かにアルバイトをしている学生から、ホテルのバイキングでは常に料理をきれいに並べていなければならず、毎日のように営業終わりには大量の料理を捨てなければいけないといった話を聞きます。

淡路氏:ヨーロッパなどに行くと、商品が売切れれば「ないものはない」と悪びれることもなく、店じまいしてしまうこともありますよね。でも、日本では閉店直前でもお客様のためにたくさんの商品を並べている。注文には必ず応える。品揃えの悪さや品不足、欠品は商売上ご法度なのです。でも、それを防ぐために発生するロスが大きく、そうした現状を見直すべき時が来ているのだと思います。

中村氏:それは、管理栄養士・栄養士の仕事の中でも心当たりがありますね。病院や学校の給食の食材はどうしても数日前に発注しなければいけません。いろいろなことを予想しながら発注するのですが、足りなくなることがどうしても不安で余裕をみて発注することが多くなります。実はその予備食が食べ残しの1.5倍くらいのロスを生んでいるといったデータもあり、大きな課題だと思っています。

淡路氏:それに加えて日本は焼却場の料金が安いというのも、ロスを減らそうという取り組みがなかなか加速しない一因となっています。

課題は仕組み作り。その中での管理栄養士・栄養士が担うべき役割は?

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中村氏:食品ロス削減のためには、そのためのシステムを作っていくことが大切だと思います。例えばある病院では、加熱調理後に食品を急速冷却して冷蔵保存し、提供直前に温食は再加熱する方法である「ニュークックチルシステム」を導入しているそうです。食材を少なめに発注し、不足分はストックを使うことで、予備食による過剰発注を防いでいるというお話を伺いました。

淡路氏:そういう予備食の過剰発注を除去する仕組み作りは大事ですよね。

中村氏:「もったいない」という精神論だけでは、食品ロスはなかなか減らすことはできません。きちんと、どこでロスが発生していて、その原因は何で、それを減らすためにはどう改善していく必要があるのかを分析することは必要です。必要な食材の量の予想も人の感覚でするのではなくて、AI技術などを活用し、在庫管理・発注自動化サービスなどこれまでのデータをもとに精度高く算出できたりするとよいですね。そうやって無駄な発注をしない運営システムを作っていくことが必要だと思います。

淡路氏:そのような仕組み作りには、外食チェーン店のノウハウなども生かせそうですよね。冷凍や解凍の技術も日々進化していますし、お互いに培ってきた経験やノウハウを共有していくことは、食品ロス問題に取り組む上で、必要なことだと思います。あとは「食のプロ」として管理栄養士や栄養士の皆さんには、食材を丸ごと食べる調理法など食品ロスを出さない食べ方の工夫などの情報発信を積極的にお願いしたいですね。

中村氏:食品ロス問題に積極的に取り組む施設は全国にたくさんあり、管理栄養士・栄養士が給食の食べ残しを減らす工夫をしたり、食品ロスを減らすレシピ集などを公開したりしています。

淡路氏:家庭でも簡単にできる工夫はありますか?

中村氏:野菜は皮まで丸ごと食べる方が栄養も食物繊維もしっかり摂れますから、食品ロスの観点だけでなく栄養面でもおすすめです。またどうしても出てしまう皮はきんぴらなどしにして丸ごと食べてしまうのがおすすめです。薄味で炒めるだけで、立派な副菜が完成します! ただ、こうやって工夫しても食品ロスをゼロにするのはなかなか難しいことですよね。出てしまった食品廃棄物のリサイクルに関しては、どのような取り組みがされているのでしょうか?

淡路氏:農畜産物や水産物は、人間が食べるのが第一です。だから可能な限りフードバンク(主に企業や農家から食品を寄贈してもらい必要な人に届ける活動や団体)やフードドライブ(主に家庭で余っている食べ物を持ち寄り福祉団体やフードバンクに寄付すること)などを利用して余ってしまった食べ物を必要としている人に提供するようにする。人間が消費できなかった部分は、家畜に食べてもらう。それでも残ってしまったものは、肥料にする。こういう順番で考えるのが、新たなエネルギーの投入を減らしながら食資源を有効に活用できる方法です。

中村氏:なるほど。こうした食品リサイクルを推進したいですね。

淡路氏:国も積極的に食品リサイクルに取り組んでいます。そんな中、注目されているのが「リサイクルループ」という考え方です。例えば、スーパーやレストランから出た食品廃棄物を集めて飼料や肥料を製造し、それを農家さんに使ってもらう。できた野菜や畜産物が、もとのスーパーやレストランに食材として提供される。つまり、排出した食品廃棄物が食材になって戻ってくるというものです。

中村氏:なるほど、それはおもしろい取り組みですね。

淡路氏:そうすることで排出者の責任が明確になりますし、いい肉ができて自分たちのところに返ってくると思うと、ゴミの分別もそれまで以上にしっかり行われます。こうやってグルグルとよい循環を作り出すのです。この「リサイクルループ」の環は、人の輪。先ほど、日本人特有の気質がロスを増大させていると言いましたが、このリサイクルの環は和を尊ぶ日本人の精神に根ざしたものです。海外からも注目され、高い評価を得ています。

中村氏:こうやってリサイクルすることは、食料自給率の向上にも繋がりますね。

淡路氏:そうです。特に飼料化は、飼料自給率がとても低いわが国においては、食料自給率を上げる有効な手段となります。

中村氏:給食でも「地産地消」を積極的に取り組んでいますので、それを生かした地域のリサイクルループを作るというのもできそうですね。その中に、地元の学校や病院、福祉施設などで働く管理栄養士・栄養士も加わって、食品ロス削減と同時に地域の活性化のお手伝いができるとうれしいですね。地元の顔の見える範囲で取り組むことで、フードマイレージも減らすことができますね。

淡路氏:はい、ぜひ管理栄養士・栄養士の皆さんにはその輪に加わっていただきたいです。そして、子供たちにも自分たちの食べ残したものはその後どうなるのかを知ってもらうなど、教育にも力を貸していただきたいと思います。

中村氏:そうですね。今後は管理栄養士・栄養士がそういった教育の一端を担える存在になっていけたらいいなと思います。そのための仕組み作りや人材育成が急務ですね。

どう防ぐ “更年期ロス”

ご自身で調べられて、「更年期じゃないか」と思って婦人科、産婦人科にかかるというだけですばらしいと思うんですけれども、そこで医師が適切な診断を下し検査も行って、問診と検査も行って治療を行うのがベストですよね。患者自身の「更年期じゃないか」ということに対して、背中を押してあげられれば一番よいと思います。ただ、医師も知識と経験にまだ差があったり、専門分野が違ったりということもあるので、そこが問題かなと思います。

気軽に受診を

例えば「ホットフラッシュがある方は更年期だわ」、「40代になって更年期かしら」と思っても、実は他の疾患が隠れていたりします。更年期と似ているほかの疾患、例えば甲状腺疾患が発見されたり、他の科に行って分かったりする利点はもちろんあると思います。

何でもかんでも更年期ということはもちろんないですけれども、全体的に皆さんがよい婦人科医に出会っていないということは、ふだんから婦人科・産婦人科との接点が少ないからですよね。内科の先生についてはかかりつけ医を持ってらっしゃると思いますが、産婦人科となると、なかなかないと思うので、ふだんからそういったコミュニケーションをとり、医師とのかかわりがあればすぐに相談に行けると思います。何か不調があったら抱え込まずに気軽に産婦人科に受診していただきたいと思います。

日ごろから基礎体温の計測を

基礎体温を自分で測っておくのがよいと思います。最近、基礎体温を測るアプリもありますし、そういったのを活用して、ご自身の基礎体温を測っておくと、基礎体温が2層性、体温が高い時期と低い時期で分かれていれば、また排卵しているということになります。2層性の波が少しずつ崩れてくると「更年期かな」という目安になるので、是非それをやってみられると1つの目安になると思います。

リーダーシップ研修で更年期の視点も

患者さんに寄り添う姿勢が大事だと思います。原因が分かると安心すると思います。実は更年期は、終わってみないと分かりません。45歳から55歳と言われているけれども、閉経してみないと自分の更年期がいつだったか明確にわからない、先が見えにくい時期でもあるので、見通しを立ててあげる、そういった働きかけが医師にできるとよいと思います。

明確に「あと何年だよ」などと言いにくいと思いますが、例えば女性ホルモンの分泌のグラフを一緒に見て、いま40代後半だったら「この辺だからあとちょっとかな」とか、それを知るだけでも当事者としては目安がたつポイントになると思います。何となく不調を感じているけれども、それが更年期のものなのか、あるいは加齢なのかストレスなのかが分からなくて。月経がちょっと不安定になってきて「更年期かな」と思うけれども、「いや、まだまだ」と思ったり、なかなか終わってみないと分からなかったりするので、振り返り的な視点が必要になります。

いま、その先が見えないのであれば、自分で基礎体温をつけたりして、それに応えてくれる医療機関を探し、自分で積極的に動いていく。お仕事をされている方であれば、離職や降格を申し出るといった“更年期ロス”も少し防げるのではないかと思います。実際のところはまだまだこれからだと思います。 これから変えていかなきゃいけない。女性が活躍していますし、女性の管理職を増やす取り組みもありますし、そういったときにこの更年期の視点を入れていかないといけないと思います。ちょうどこの世代が管理職世代でもあるので。

職場でも例えばリーダーシップ研修などで更年期の視点を取り入れて、自分がどう対応していくのか、周りの人に知ってもらうとか、職場全体で取り組むとか。そういった働きかけをひとつずつやっていく。そこでひとつの組織が変わっていくと他の組織にも移っていくと、もっともっと更年期の理解が進んでいくと思います。

男性に更年期の症状も

もちろんメカニズムは違いますが、男性も更年期のような症状出ることがあるので、「男性も同じ悩みがあるんだよ」、「お互いさま」という意識を持つ。例えばヘルス・リテラシーなど更年期に対して学べるような研修を企業、組織、自治体などで行うというのも有効だと思います。そういった勉強会を自分たちで立ち上げるとか、40代・50代の年齢で女性のネットワークをつくるとか、声をかけて仲間を集めていくのもひとつではないかと思います。

寛容な職場を

離職した人は「更年期症状で周りに迷惑をかけた」とすごく思っている。それが本当に迷惑をかけているのかも分からない、疑わしいところがあると思うので、周りの方は是非「更年期だから悪いと思わず、自責の念を持たずに休んでください」などと相手を追い込まないような声がけ、「具合が悪かったら休んでください」とか、医療機関に受診するのであれば心よく送り出してあげるとか、職場でオープンに話し合うとか、風通しをよくする

自分が皆さんに迷惑をかけていると絶対に思わせないようなことが大事だと思います。職場でも具合が悪ければ業務量、仕事の量、仕事の時間などの勤務体制を変えてみるとか、柔軟な制度を取り入れてみる。「仕事の量、勤務時間をちょっとずらさせてください」といったことを柔軟にできるとよいと思います。

体調どう?と声がけを

いきなり「更年期だよね」とは絶対言えないと思うので、「体調ちょっとつらそうだよね」、「体調最近どう?」といった軽い感じの声かけ。ふだんからコミュニケーションが取れている職場だったら言えるのではないかと思います。「つらそうだよね」、「具合大丈夫?」、「具合が悪かったらちょっと医者行ってきたら?」などと声をかけ、相手が「仕事が終わらなくて」と言ったら、「代わりに僕・私がやっておくから」とか、「あすでもいいのではないか」、「まずは体調優先だよ」などと言える、もっと余裕のある、相手を許容する、無理をさせない、そんな寛容性を持つような職場を作れるともっと声をかけやすくなると思います。

もちろん産婦人科医の中でも更年期医療が専門という方はそんなにいらっしゃらないので、学会としてもそういった方々への研修やオンラインセミナーをやっていく必要があります。「婦人科にかかってください」と申し上げても、みんな内科、地元のかかりつけ医に行くので、内科など他の診療科の先生方への更年期に関する勉強会や研修などをもっとやっていくと、医者からの適切な診断・診療ができると思います。

GANの訓練がうまくいかないときにHingeロスを使うといいよという話

論文で目にするGANというと、Big GANやStyle GANのように非常に高画質な画像が生成され、本物か偽物かわからない、「写真が証拠となる時代は終わった」とさえ言われることもあります。しかし、論文に見られるほんの上澄みの成功例を考えるのと、われわれが一から訓練してそのような高画質なモデルを作るのには大きな隔たりがあります。GANの訓練は画像分類や物体検出のような教師あり学習とは異なり、もっと泥臭いプロセスがあります。

GANでうまくいく例、失敗する例

GANが泥臭い大きな理由は必ずしもうまくいかないこと、その観測例の大半にD(Discriminator)とG(Generator)の損失のギャップがあることです。画像分類や物体検出では、固定値のy_trueから損失を計算し勾配を得ます。一方でGANのGの勾配を計算では、変動値であるDを用います。GANはDを騙すように訓練することでGの訓練が進むため、DやGの一方(特にD)が強すぎると、Gの訓練が止まってしまいます。DとGの損失ギャップが少ないほど訓練が進みやすいのです。

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一方でうまくいかない例です。GよりDが強くなってしまうありがちなケースで、途中からGの学習が進みません。Dが強すぎて騙せないからです。この逆のケース(DではなくGが強くなりすぎる)ケースもありえますが、Dが強くなりすぎるケースのほうが遭遇しやすいです 1 。そのため、今回はDが強くなりすぎるときの対策法について考えます。

いま、Dが強すぎるときにGの学習が進まないのを問題としているので、 これはG側の勾配消失問題と考えることもできます。 Dのロス=0が、GANの勾配消失問題とは違うよという指摘があったらぜひお願いします(丁寧にコメントしてくださった方がいるので、コメント欄を参照してください)。

交差エントロピーを紐解く

という確率の対数オッズ比で与えられます。この式をpについて解くと、シグモイド関数の式$\frac>$が導出されるのでぜひ解いてみてください。

ロジットの値域は$[-\infty, \infty]$であるのに対して、確率の値域は$[0, 1]$です。つまりシグモイド関数のやっているのは、確率の定義にそぐうように実数全体から変換しているということです。

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